ヤク中青果

書きたいことだけ書くキチガイ。読者様もきっとキチガイ()

『6歳のボクが、大人になるまで』感想

昨日から今日にかけて借りて来たDVDを見てた。
前から気になってた本作品を借りてこれたので感想でも書こうかなと思う。

まず見終わってから1番に思ったのは、大人の都合に振り回される子供とその子供が大人になってからやっとわかる大人の都合が凄くうまく表現されているところが好きだった。役者も6歳のボクを含めて全員が同じ役者で18歳になるまでの12年間毎年夏になるたびに役者を集めて2週間ほどの撮影期間を設けてたという。それもあってか本当にリアルで、他の作品のように子役と俳優を使い分けてないのでちゃんと成長してきっと役者も役だけでない場面で成長しているんだなと思った。
親の勝手な再婚に振り回されて何も言えないボクと姉。新しく出来た姉兄。新しい環境、学校、先生。その中で如何に子供が順応するのが難しいか。ただでさえ多感な時期を新しい環境新しい父親のもとで過ごすのだが、その新しい父親がクソとしか言いようのない奴で見ていて何度かこいつを殺したくなった()
子供だからとそれだけの理由で説明を省き、決定事項だけを無理に従わせる大人の汚さが目に見えるシーンがいくつもあって子供のことは全て知ろうとするくせに自分たちのことは一切話さない勝手さが常にあった。
それと最後まで分からなくてモヤモヤしたのが再婚相手の方の子供達がどうなったかだ。再婚したはいいもののクソが暴力的支配的で自分の子供2人を連れ帰ったのはいいんだけれど残された2人は…?いくら法的保護者じゃないからといっても一度はその2人の母になったのならその2人をも守る義務が責任があるのではないのかなと。結局最後まで真相は闇の中で終わっていた。
本作品を見ていてどうしても子供目線で子供に気持ちが寄り添ってしまう。もっともっと大人の人が見たら意見も違ってくるのだろうか?
本当の父親も、ボクが18になったら受け渡すと約束した車を売っていて、もっといい車を買えばいいだの言ってたがそこじゃないだろと…その約束にこそ意味があるのであってぶっちゃけなんでもいいのだ。車だろうと時計だろうと茶碗だろうと、その大人になったお前にあげるからなという約束自体に意味があるのではないだろうか。
そんなボクが18になって大人の目線に立ち始めた時にやっと見えてくる大人の汚さや子供の無力さにすごく惹かれた良い作品だった。

そして同時に借りて来たララランドはあまり面白くなかった←
いや、面白かったのだろうけど期待していた分期待はずれと言ったら申し訳ないけどそんな感じ。
NANAは面白かった漫画全巻集めたい。
というわけで返しに行ってくる。


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